ダニ対策

布団やカーペットの防ダニ加工に使われる薬剤

布団やカーペットの防ダニ加工に使われる薬剤

防ダニ加工に使われる薬剤の効果とは?

寝具やカーペットの防ダニ加工に使われる薬剤

防ダニマーク

「ダニのアレルギーが心配」「すでに対策をしているけれど症状の改善が見られない」という方は、一度「防ダニマーク」がついた商品を使ってみることをおすすめします。

通常の布団やカーペットでは、いくらまめに洗濯したり天日干しをしても限界があるので、少しでもダニの繁殖を抑えられる防ダニ加工の商品を使うことで被害を小さくできるのです。

防ダニ加工には2種類あり、薬剤を使って効果をあげるものと素材の特性を活かしたものがあります。寝具にダニを寄せ付けない忌避効果や、寝具に入り込んだダニを繁殖させない増殖抑制効果が期待できます。

「防ダニ加工商品」として販売されているのは、全日本寝具寝装品協会(JBA)が定めた基準に則って加工されたものですので、この表記があれば安全性には問題がないと考えて良いでしょう。

このページでは、防ダニ加工に使われる薬剤や繊維の成分とその特徴を解説しています。寝具選びの参考にして下さい。

薬剤を使った防ダニ加工

寝具・カーペット・カーテンの防ダニ加工で一般的なのは、薬剤を使った方法です。

布、パイル、基布に加工され、もとの繊維に薬剤を練り込ませるか、出来上がった生地にあとから薬剤を付着させるといった方法があります。

寝具に使われる薬剤

布団の中綿(なかわた)やシーツ、カバーなどに使われている薬剤は、乳剤が使われます。

  • マルカマイトNK17
  • マルカタキノンSG

これらの薬剤は、チリダニに対して忌避効果があるのが特徴です。食品添加物、FDA間接食品添加物として登録されているので安全性は高く、自動販売機で加温販売される缶コーヒーや缶スープなどに用いられています。

マルカマイトNK17は、インテリアファブッリクス性能評価協議会の防ダニ性能認定に合格実績があり、安全性において信頼できる薬剤です。

マルカタキノンSGは、広範囲の細菌・真菌(カビ)にも効果を示し、洗濯耐性にも優れているので、長く使っても効果の持続が期待出来ます。

カーペットなどに使われる薬剤

カーペットなどに使われる薬剤は生地に練り込ませるタイプです。

  • マルカマイトES-PP(LD)
  • マルカマイトES-PP(LH)
  • マルカマイトMS15-PP

マルカマイトES-PP(LD)と(LH)は、ともに耐熱性でダニの増殖を防ぐ効果があり、特にLHは忌避効果も備えています。

マルカマイトMS15-PPは、増殖抑制効果はないものの、チリダニに対して忌避効果が高いのが特徴です。

防ダニ加工の布団はどこで買えるの?

防ダニ加工の布団やカーペットは、

布団やカーペットなどに集まるダニは、主にチリダニです。

チリダニの厄介なのは、本体よりも死骸の破片や糞の方がアレルゲンとしての数値が高いところ。睡眠中に寝返りをうって死骸や糞が舞い、呼吸によって体内に取り込んでしまいアレルギーを引き起こしたり、皮膚に付着して炎症を起こすことがあります。

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